統一教会裁判報告 23年盛夏

 2023年8月22日

みなさん、いかがお過ごしですか。「暑い」という概念がひっくり返ったような日々です。


(1)5月16日の初公判からもう3月が過ぎていきました。次回公判は9月26日。前回と同じ東京地裁103法廷、15時からです。


(2)弁護団によるネットによる会議は定期的に行われており、私は拝聴するばかりですが、じつに頼もしい、そして有意義で楽しそうな議論が続いています。


(3)とくに統一教会側が、証拠として私を訴えた発言をふくむ「スッキリ」(22年8月19日放送。この番組は23年3月31日で終了)のビデオを証拠として提出したので、争点がいっそうハッキリしました。


(4)その日の特集は自民党の萩生田光一政調会長は、なぜ統一教会との関係を断ち切らないか。萩生田議員への「ぶら下がり」インタビュー(立ったまま記者が周りを囲んでマイクを向ける形式の取材)や元信者、現役信者の証言も使われています。


(5)私は霊感商法などをやってきた統一教会が反社会的団体だと語り、そのあとに「警察庁も認めている」と言葉を加えました。統一教会は、この9文字をもって名誉毀損だとしたのです。


(6)テレビ番組は視聴者に向けて届けるものです。約40分の特集において、視聴者は私のこの言葉をどのように受け取ったでしょうか。「警察庁も認めている」!とんでもない。いや、それは本当か?根拠はあるのか?そんな反応はネット上でもテレビ局にもありませんでした。


(7)その日のコメンテーターから私の発言に疑問が出るどころか、すべての出演者は萩生田議員への批判を語っていたのです。もちろんMCだった加藤浩次さんもです。あえていえばこれが「すべて」でした。


(8)テレビでの発言(ナレーション)の評価については、これまでに最高裁判決(内容)がありますので、弁護団は緻密な反論を準備しています。


(9)統一教会が八代英輝弁護士のTBS「ひるおび」での発言を訴えた裁判は、6月30日に教団の請求が棄却されました。https://sp.m.jiji.com/article/show/2971563
 しかし、目的が嫌がらせですから、教団は控訴しています。


(10)私を訴えた裁判も早晩区切りが付くことでしょう。結果がどうあれ、スラップ(嫌がらせ)訴訟をのさばらすわけにはいきません。統一教会との闘いはまだまだ続きます。これからもご支援をよろしくお願いします。なお9月26日の裁判が終わったところで、前回のような規模ではありませんが、報告集会を行います。詳細は追ってお知らせします。



問い合わせ先:有田さん共に闘う会事務局

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